2008年11月28日

23.内田樹という人物

はい、定例の七瀬が最近気になった人を紹介するコーナーです。
嘘です。まったくの不定期です。というかこのブログ自体不定期なのだけど…。

で、今回読んだ本はこれ。
こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)

もし何らかのキーワードで検索して来た人は多分ビジネスに興味がある人と思われるので、
知らないかもしれない。僕も半年前に知ったし。
詳しくはwikiに譲るとして、立ち位置的には大前研一氏や吉越浩一郎氏より茂木健一郎氏や養老孟司氏に近い人という認識でおk。
ちなみに名前の読み方は「うちだ たつる」と読むらしい。「いつき」ではない。

要は産官学の「学」にいる人ということなので、産(大前さんとか)や官(麻生さん)とは違う視点を持っているのが新鮮だった。上記の本は彼のblogの総集編なので、原本は全てblogに載っている。

糸井重里氏みたく言葉で食べてる人間だからレトリックが秀逸なのも本が進む一因だろう。

特に面白かったのは不快という貨幣格差社会のルールについてのくだり。そういう切り口で見るか~といった感じ。

と、褒めるのはここまで。
やっぱり資本主義の申し子であるビジネスマン的にはちょっと納得できない部分もある。
まあ本人もこれからは「フェミニンな共産主義」を目指そうと言ってるしw
地元のおっさんとかだと仲良くなれそうだけど、上司や大臣がこの人だと何か信用できない(笑)

この人のスタンスは基本的に「金なんかなくてもいいじゃない。学びを楽しもうよ。日本は安全だし餓死もしないから政治がどうなろうと何とかなるんじゃな~い?」というような具合でどうにも楽観すぎるのだ。(本当にそう言っているわけでなく、僕がそう感じただけです。いつもの如く)
なので悲観論者の僕はたまに「人生そんな甘くねーだろ」と斜に構えてしまう。
もちろん社会的な理想も述べているが、どうも本人は一歩引いたところから「じゃ、みんなで頑張ってくれよ」という雰囲気を感じるときがある。先に比較した糸井さんはもっとアクティブに「これとかどうよ。な、面白いじゃん?」という感じだ。

まー、立ち位置は違うけど、考え方は近いとこがあるので学ぶことが多いのは事実。資本主義的な幸せ(お金や名誉とか)だけを望むのはどうなのかな、と自省してしまった。
確かに生物学的に見れば金や名誉は全て人間が勝手に作り出した価値だから、それを追うのは逃げ水を追うのと一緒なんだよね…。
でも「愛する人と静かに一生を終える」っていうのはどうも寒気がして嫌だ。
人間の幸せは動物と違って当然じゃんか。

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