2008年4月27日日曜日

8.新入社員

さて、ヒマラヤ奇譚もとりあえずひと段落ついたので、日常の話題に戻ろうかな。

ていうか卒業後初だね。更新してるの土日ばっかだからかなあ。

じゃあ現状。

4月より会社員になりました。
初任給をどう使おうか思考していたのだけれども、15日締めなので半月分(15万)しか入らなくてちょっと残念…。
ボーナスがないし昇給査定も年1回なので、半年間のキャッシュインフローは大体予想できてしまうのが年俸制のつまらないところだよねえ。インセンティブを高めるには査定を多くすればいいのかな?でもその分減給のリスクも増えるわけで。

あ、リスクで思い出したけれど、
何か就職活動生や新入社員って異常に物事に対して足踏みしているような気がする。
まあ僕がリスクに鈍感なのかもしれないんだけど。

失礼なこと聞くと採用されないかもしれないから、企業について深く聞けないとか。
職場で浮くかもしれないから、積極的に発言できないとか。
明日は初めて客先行くから今日はビール一杯も飲まないとか。

まあ若手に期待しているのは忠実性ってのもあるので
あんまり文句は言えないけれども、ストレスは小出しにしていかないと
やっぱりツライと思うなあ。

3年で辞める新入社員が多いのも、不満をお腹に貯めすぎて結局自分から引き下がってしまうとかなのかな。さらに遡って説明会のときにきちんと質問しなかったから想像と現実のギャップが大きくてガッカリしちゃったのだろうか。

まあ、怒られない程度にばたばた足掻いてるくらいがちょうどいいと仮定して、
しばらく社会人をやってみます。

2008年4月20日日曜日

ヒマラヤ奇譚11.空の道

ゴラクシェプ(5140m)~カラパタール(5550m)まで。

いよいよラスボス。多少の高山病はしょうがない。温かい飲み物を欠かさないように。天気や空気の透明度からいって朝登るのがベストだけれども、エベレストが真東にあるため、エベレストを写真に収めようとしても完全に逆光になる。朝日に間に合うためにはAM5:00くらいに出発しなければならない。実感がなくても体力は相当落ちているので、やばくなったら即戻る決断をしよう。

1.Gorak Shep~Kala Patthar(2.5h)
ホットレモン(30Rs)を飲んで出発。ちなみにこの村のミネラルウォーターは230Rs(1L)だった。カトマンズでは25Rs(2L)だったことを思い出すと哀しくなるのでやめておこう。
また宿に戻ってくるため、荷物は最小限にして行こう。カメラと飲み物は必須。荷物をフルで背負っているときより体温が下がりやすいので防寒装備は忘れずに。

カラパタール登頂にはゴラクシェプ側から見て、左右2本のコースが存在する。
地図ではつながっているように見えるが、結局交わることはないので好きな方を選ぼう。後で村人に聞くと、左が旧コースで右が新コースらしい。ちなみに僕は新コースを進んだが、人気があるのはこちらだそうだ。まあ、少しでもエベレストに近づきたいなら右が良いだろう。

ちなみに。
ゴラクシェプからは登頂まで行程のうち1/3程度しか見えないので、すぐ頂上かと思っていると痛い目を見ることになる。黒い丘を登ったところに女性2人組がいたが、彼女たちも登ったら終わりかと思っていたのか、すっかり意気消沈していた。僕もちょっと休もうかと思ったら、「私たちはここでギブアップだけど、貴方は代わりにエベレストを見てきて」とか言ってきたので何かもう引くに引けなくなりぐいぐい登らざるを得なくなった。
そして登ると目の前に威風堂々とした山が見えてきた。

が、この山はブラフでエベレストではなくプモリ(7165m)という別の山。

とりあえず頂上を目指しているので上に向かって進んでいけばいつかは着くので、あとは根性で頑張ろう。



そして2.5時間後、3/10 AM8:30。
ついにカラパタール登頂!!

割と狭い。




ヒャッハァ!!!


眼前2m先に半径1kmのクレーターがあるような、そんなスケール。


もうテンション上がりまくりんぐで、絶叫・咆哮してしまいましたが、周囲には誰もいない。このとき初めてカメラマンとしてガイドに着いてきてもらえば良かったと後悔した。

立ち止まると急に寒さと高山病を思い出して、あまり長い時間はいられなかったが、とりあえず激写しまくった。
↑プモリ。どう見ても主役。

↑エベレスト方面。うおっ、まぶしっ。左から2番目の黒いのがエベレスト…ぽい。地図によると。



これ以上は実際に行ってみないとやっぱり伝わりきらないと思う。
本当に、世界の終わりのような、精神世界のような、わけのわからん感情が押し寄せてくる。人間革命頭がパーン!┗(^o^)┓といった具合だ。

片道1週間かけて、最初は友達との卒業旅行をキャンセルしてまで何やってんだと思っていたけれど、
途中からはもう引き返すくらいなら上まで行ったほうがいいな、とか
遭難未遂はしばらくネタにできんなとか、色々考えて、
最後には何にも考えずただただ足を前に出して登った。

そこで見えたものはただの岩と、雪と、空だった。

でもそれはもう僕にとってはただの風景ではなくて、
風の匂いも冷たい空気も心臓の音も全部が合わさって一つの世界を作り上げていた。

自然が作り上げる完全なる美しさはきっとこの世にはまだまだたくさんあるのだろう。
来て良かった。

ということで、一応ソロでカラパタール攻略は可能という結論に至りました。
帰り道については割愛するけれど、もう1回くらい記事書いて最終回かな。

2008年4月19日土曜日

ヒマラヤ奇譚10.静かなる道

トゥクラ(4620m)~ゴラクシェプ(5140m)まで。

川の水も完全に凍り、人も減ってくるので朝方などはものすごく静か。標高5000mを超えたらほぼ全員が程度の差こそあれ高山病になるので、少しでも症状を低減すべく試行錯誤しよう。対策はこことかを参照。
ラストダンジョンへ続く道にふさわしく、わかりにくいし傾斜もあるのでソロトレッカーは充分注意して行くこと。空気の薄さと気温もかなり低いので、なめてかかるとエターナルフォースブリザードをくらって死ぬ。
でも氷河越えもあるし景色の良さは砂の道前半と首位争いをできると思う。
1.Thokla~Lobuche(2h)
トゥクラにはゲストハウスが1軒しかない。蛇の道で僕の命を救ってくれたのはここの従業員の少年だった。そこのオーナーは日本語がわかるしフレンドリーなおっさんなので、もし泊まることになったら話してみるといい。後述するが一旦ロブチェからリターンしたため、この宿には3度も立ち寄ることになった。ここはGokyo~Cho La峠を越えてきたトレッカーも来るので、夜のストーブ周りでは高山病に関するアドバイスや旅の話など話題には事欠かないだろう。


トゥクラを出発するとややきつめの登りがある。この辺りから植物が減ってきて岩ばかりになるので、足場には気をつけよう。大きな岩の上には三途の川みたく石を重ねてあったりするが、「俺はここまで来たぜ」の意思表示だろうか。手ごろな石があったら置いてみてもいいかも。10年後とかにまた来て自分の石が残ってたりしたら嬉しいだろうなあ。

この坂を越えると一気に視界が開け、眼前に多数の墓標が見えるw

墓標をスルーすると、また川沿いを歩くことになるが、凍っているので上を歩ける。昼ごろ(3月)に通ると氷の下からちょろちょろ音がしているので、上を歩くのは少し怖い。


何か奥の岩山が阿吽像っぽくないすか?

そんなこんなで川沿いを歩いて行くと、じきにロブチェ(4910m)が見えてくる。次の村まではかなり長いので通過するにしてもひとまず休もう。

2.Lobuche~Gorak Shep(3h)
僕がロブチェに着いたのは5日目。村にある丘に登ってみたりしたが、夜になるととうとう頭痛・食欲不振・嘔吐といった症状が現れた。前日にトゥクラの宿でハイペースすぎると言われたため、ゆっくり登ったのだが、その日の登山がすぐ終わってしまったため、宿の部屋でごろごろしてたのがまずかったのかもしれない。(結局翌日トゥクラまで戻り、翌々日一気にゴラクシェプまで行った。)


ロブチェ脇の丘から撮った村の俯瞰図。
カラパタールに登ってから立ち寄ったときもやっぱり頭痛がしたので、僕の限界高度はおそらくこの辺りなのだろう。帰りに泊まったときに同じ宿にいたドイツ人2人とフィンランド人4人もダウンして引き返していたので、この村はかなり人を選ぶようだ。

ロブチェからゴラクシェプまでの道は前半と後半に分けることができる。
前半は今までのコースと同様に岩でごつごつした道をひたすら歩く。やや道がわかりにくいので、できれば他のトレッカーチームについていくのが望ましい。ここまで来ると今までのように村人が行き来する頻度も減ってくるようなので、方向感覚に不安のある人はロブチェを発つときに他のグループとタイミングを合わせて行こう。
1~1.5時間程度進むとありえないような坂が見えてくる。前半はそこで終了。
この坂でようやく半分くらいなので、体力を使い果たさないよう注意。

前半と後半の広場は火星みたいな雰囲気で好き。

後半は全コースで最も道がわかりにくい行程の一つで、尚且つ岩の足場が不安定なので道から外れたかな?と思ったら即休止して誰かが来るのを待とう。
まあ憶測でもゴラクシェプの方向へは行けるかもしれないけれども、目の前の岩を山側を回るか谷側を回るかといった選択肢が無数にあるので、一つの選択ミスが大きな遠回りになる可能性が高いので、やはり手探りに進むことはお勧めできない。
ん?もちろん僕は手探りで行って遠回りしたさ。
蛇の道でも述べたが、もしどうしても道がわからなくなったらちょっとだけ(足元には要注意)高度を上げてみよう。

目の前に黒い山が見えたらそこがゴールのカラパタールだ。
早朝クライムのため、麓のゴラクシェプでゆっくり休もう。
外は3月でも-15℃まで下がったりするらしいので、窓がしっかりしている宿を選ぼう。名前は忘れたけど(Buddha Lodge?)緑の屋根の宿がいい感じ。

2008年4月14日月曜日

ヒマラヤ奇譚9.鷹の道

分岐点(4190m)~ディンボチェ(4410m)~トゥクラ(4620m)まで。

分岐点を川側に進んだルート。空を飛ぶ鷹のように前半に大きく登ってあとは緩やかに進む。蛇の道より長いが道はわかりやすい。ディンボチェは後半最大の町なので、高山病が心配な方はここに泊まるとよいかもしれない。パンボチェ発の場合は高度差もちょうどいいくらいだし。

1.Junction~Dingboche(1h)

引き続き川沿いを進むため、風がやや強い。分岐点のすぐ後に橋がある。もし蛇の道を進もうとしているのにこの橋が見えたのならさっさと引き返そう。


橋は丸太に板が乗ってる粗末なものだが、ヤクが3匹乗れてたので強度は問題ないのだと思われる。橋の先にはちょっときつめの上り坂があるので、コーラがあるなら飲んでしまおう。ディンボチェまでは長くないが、曲がりくねった道なので町は直前まで見えてこない。

ディンボチェはナムチェの次に大きな町(たぶん)でどこの宿も綺麗。進み続けるとチュクンまで行ってしまうので、なるべく手前の宿に泊まろう。町の北側に5000m級の丘があるので宿に着いたら荷物をおいて登ってみるとよい。
ゴラクシェプであったトレッカーは「ここの飯は最高にうまいけど、一番はディンボチェだね」と言っていた。帰りに期待して寄ったが僕の泊まった宿(Sherpa Landだったかな?)は旅行中に食べた全ての食事の中でもAIR-Chinaの機内食と最下位争いをするレベルの味だった。ちなみに晩御飯のメニュー塩辛くて芯ばっかりの野菜炒めと油まみれのオムレツ(厚さ3mm)。もちろん朝食は抜いて次の町まで我慢した。貴方がどちらの感想を持つかは運次第だ。

どうでもいいのだけれど、どの町もヤクの群れには必ずヤク使いがいるのに、ディンボチェのヤクだけはヤクだけできちんと群れをなしていた。随分飼いならされているのだろうか。

2.Dingboche~Thokla(2.5h)
ディンボチェから出るときに急な登りがあるだけで、後は緩やかで広い道。昼は気温もちょうどよく、気持ちの良い風が吹いている。山側に近づきすぎなければガイドがいなくても大丈夫だろう。


左手の崖下にはペリチェを通る蛇の道が見える。途中に家(空き家?)があるところがちょうど中間くらいで、もう少し進むとトゥクラにあるブルーの屋根の宿が見えてくる。道が宿に照準を合わせたように真っ直ぐ向かっているため、蛇の道のように通り過ぎたりすることはない。

2008年4月13日日曜日

ヒマラヤ奇譚8.蛇の道

分岐点(4190m)~ペリチェ(4270m)~トゥクラ(4620m)まで。

分岐点を山側に進んだルート。すぐにまた川沿いに戻るので、風対策はしておきたい。ペリチェまでは特に高低差もなく気楽に進めるが、ペリチェ以降のルートはこの旅でもっとも道がわかりにくいと思う。道に迷って2度目の死にかけ体験をしたのもここ。個人トレッカーもここでは別団体を見つけて一緒に行ったほうが良い。

1.Junction~Periche(0.75h)
前のルート後半と同じく、山側は広々としていて歩道がわかりにくい。ガイドがいない場合はコンパスを頼りにまっすぐ進もう。すぐに橋が見えてくるはず。橋は往々にして低い位置にあるため、どうやって降りたらいいかわからず、谷ぎりぎりまで近寄れば降りる道が見えて来るので、遠回りはしなくてもよい。

橋は鉄板です。文字通り工事現場に放っておかれてるような安っぽいものなのでちょっと怖い。


ペリチェは小さな村だが衛星用のアンテナがあったり病院があったり印象は強い。ま、通り過ぎたんだけどね。ちなみに小さな村だと500Rs以上の紙幣は断られることが多いので、宿泊時などはなるべくお金をくずしておこう。

2.Periche~Thokla(3h)
ペリチェを過ぎると、いよいよ蛇の道本番である。ちなみに僕が見ていた地図にはペリチェからトゥクラまでに村があると書いてあったが実際に立ち寄れるような場所はない。少し長旅になるので、できれば午前中にスタートして、コーラ等エネルギー源も充分持っていきたい。

前半は川に流れ込む沢によって今までよりさらに道がわかりにくくなる。高山植物が道を隠しているため、突然ぬかるみにはまる可能性も高い。防水の靴を履いていない場合は特に注意。

何かゼルダの伝説(2D)とかにありそう。帰りに鷹の道から下を見たときはしっかりと道が見えたのだけれど、実際に進むといつのまにか道が消えて沢に道をふさがれてしまう。もし道から外れたときは右手の丘を登ってみるとよい。

後半は急な上り坂な上、砂と風のコンボがきつい。過去のトレッカーの足跡も見えないし、放牧地帯なのでうんこも散在している。さらに最も悪趣味なのはコース全体が半分に切ったトイレットペーパーの芯のように下向きのアーチ型になっているため、周囲が見えないことだ。目的地トゥクラは川沿いなのでアーチの左端まで登らないと視認できないが、アーチの端は川から吹き上げる風によって進み続けるのは難しい。僕はアーチの内側を進みすぎてトゥクラを通り過ぎてしまった。偶然谷の反対側のトゥクラにある宿の少年が僕を見つけてくれたおかげで何とか助かったが、少年曰く道を迷う人はかなり多いらしい。

とりあえず一回迷って覚えたトゥクラの目印。
(1)左手の山が岩(灰色)から土(黒)に変わったら一旦川沿いに出よう。写真は岩の山。

(2)川沿いに1軒ブルーの屋根の家があれば、それがトゥクラだ。ちなみにトゥクラには2軒の家しかない。
(3)トゥクラへ渡るための橋はトゥクラよりも奥にあるが、橋へ降りるまでの道はもっと前にあるため、トゥクラが真横に見える位置は進みすぎの合図。

2008年4月5日土曜日

ヒマラヤ奇譚7.風の道

デボチェ(3710m)~分岐点(4190m)まで。
砂の道の特性はやや引き継ぎつつ、川からの風が強いコース。前半は全体的に道が細いので、足元に注意しよう。ショマレ(4010m)から先は風も凪ぎ、放牧地を進むことになるが、単独トレッカーはつい本道から外れがちになるので、川から離れすぎないようにしておくこと。この道の先は2つに分かれているが、特に名前がないので分岐点とした。

1.Deboche~Pangboche(1.5h)
まだ森の中を通るが、近くを流れるImaja Khola Riverから吹き上げる風が強い。午後はわからないが、午前中は風下から風上に向かって吹くため行きは追い風となる。しかし、細い道や橋を歩いているときの強風は強風だけにかなりの恐怖である。
風の谷だけに不注意はNow死へつながる。道が見えにくくなるため、サングラスもここでは外しておいた方がいいだろう。
風の道唯一の橋はこの旅でも屈指の怖ろしさだ。

ティンボチェとは異なり、パンボチェ(3930m)は結構前の段階で見えてくるので、「いつ着くんだ…」という精神的な逼迫感はない。ただ、ナムチェから一日で来ている人は高山病の症状が現れてくるかもしれない。この村に泊まるのであれば、村には高い丘があるので宿に荷物をおいたら登ってみるとよいだろう。

2.Pangboche~Shomare(1h)
パンボチェは僕が着いたときはほとんどの店は閉じているか工事中で、随分地味な村だと思ったが、7日後の帰り道で寄ったときは少なくともゲストハウスが2軒、売店が2軒増えていた。このようにヒマラヤは日進月歩で進化しているので、このブログで書いた情報も、別の機会で行った人にはまるで違った印象を与えるのかもしれない。
僕の3泊目はここパンボチェ奥のゲストハウス(100Rs)だった。電気もろくに通らない場所だが、食堂にはDVDプレーヤーがあったので夜はみんなで現地語の映画を観た。
早朝にパンボチェにある丘から撮った写真。基本的に山は空気が澄んでいる朝がシャッターチャンス。

パンボチェは縦に長く、そのまま進めば村から出て次の村ショマレまで進むことができる。パンボチェに着いても余裕があるのならここに泊まってもよい。

3.Shomare~分岐点(0.75h)
ショマレとその先にあるオロショという村からはヤクの放牧地となっており、道のほとんどないような広い場所に出る。谷沿いは風が強いが、あまり川から離れると放牧地で迷ってしまうので適度な距離を保つようにしたい。傾斜はほとんどないため、ガイドがいるのであれば全くもってイージーな道である。道が楽だったので、持っていた杖を茶屋に忘れてしまうほどに…。(もらい物だけど、返すつもりだったのでかなりショックだった。結局帰り道にナムチェで買い直した。)


分岐点にある茶屋「Himalayan Tea Shop」。初回プレイ時にはここが分岐点だとはまず気づかないので、オロショ後の川沿いにある茶屋には要注意。方向音痴の僕はもちろん分岐に気づかず、ペリチェ(4270m)に行きたいのにディンボチェ側へ30分近く進んでしまった。
行きに気のいい兄さんがいたときはコーラを150Rsにまけてくれたが、母親がいたときは200Rsから譲らなかった。どうやら値引き交渉は(生活がかかってないからか?)若い人の方が応じてくれるっぽい。

この店から川沿いをまっすぐ進めば鷹の道、川から垂直に離れて行くと蛇の道へ行ける。カラパタール前に5500mに到達したいのであればチュクン・リがある前者を通る必要がある。しかしやや遠回りなので、1日でも早くカラパタールへ行きたい方はペリチェを通る後者へ行くと良いだろう。
ただし、個人的には鷹の道を勧めたい。単独トレッカーならなおさらである。理由は2つあり、1つはペリチェから次の村トゥクラ(4620m)までの高低差が大きく、高山病になりやすいことだ。僕はパンボチェから1日でトゥクラまで進んだので高低差690mである。ルクラ到着から4日目でトゥクラへ着くのは、現地の人曰く冗談みたいなハイペースらしい。
もう1つの理由は蛇の道はトゥクラが死角にあるため、道に迷いやすいことである。それに比べ鷹の道は高いところを通るため、まっすぐにトゥクラ入りすることができる。
一応どちらのコースを選んでも大丈夫なように記事を書く予定なので、両方を比較した上で選んでほしい。