ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場
著者はイギリスの新聞社に勤めていたけれども、このままじゃ一記者で終わっちゃいかんと思いHBSに入学。ビジネスなんてよくわからんけど愛する妻と子の為に頑張るぜ、というような内容。
色々あって世界最高峰のビジネススクールに入ったものの、平均年齢27歳の中で32歳のおっさんは飲み会を白けた眼で見たり、週100時間働くOBを見たりしてちょっとずつ「こんな生活を送ることがHBS卒業生の目標なのか」と自分の理想とのギャップに気づく。
世界のリーダー養成学校の就職活動では、仕事が辛いけれど給料の高いプライベートエクイティや投資銀行が一番人気。みんな疲れきったOBを見てゲンナリしてたはずなのに。
内定者は「まとまったお金が入るまでの辛抱さ」と言うけれど、まとまったお金と判断する基準はどこ?いつまで働けばドロップアウトできるの?
著者は周囲の学生が内定をもらう中、面接に受からず、他のビジネススクールを卒業した友人に相談すると、こんな答えが返ってくる。
「きみの問題はこうだ。つまり、きみは途方もない大金を稼ぎたいと思い、そのチャンスを手にいいれようとハーバードビジネススクールへ行った。だが、そのあいだもずっと、君は自分の頭のなかから聞こえてくる、ただカネを稼ぐためのじんせいなんてくだらないという声を静めることができなかった。」
とかまあこんな感じ。。
いやーこれ東大のどっかの学科と同じなんだよね。
著者の不採用続きのところがすごい親近感w
タイトルの不幸な人間の製造工場てのは、
HBS卒業生しか行けないような就職先はたくさんあるけれど、
みんなが給料という軸を主に持ってくるために、不安になって誤った決断をしてしまうというようなところを指しているらしい。
HBSの卒業生の平均初年度年収は14万ドル弱だと。
平均でも充分幸せだと思うんだけれど、やっぱりエリートはさらに上を狙ってしまうわけで。その結果、友達も家族も離れて身体も壊してしまう人が多数発生して、一般人は「金の権化め!リア充死ね!」とか言ってくるとしたら、それはやっぱり不幸だよね。
でもねーこの本読むとMBA取りたくなるなあ。
何でだろ。やっぱり選択肢が増えるのがいいのかしら。
でもHBSの授業料は年400万だとか。
(´・ω・`)
書評(☆5つが最高)
コークの味は国ごとに違うべきか
読みやすさ☆☆☆
気づき☆☆☆☆☆
ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場
読みやすさ☆☆☆☆
気づき☆☆☆☆